海の森林づくりシンポジウムin神恵内に行って来ましたの巻


今回は、6月15日(金)に神恵内村にて開催されました、
「海の森林づくりシンポジウムin神恵内」に参加した事のレポートです。

堅苦しそうに感じるかも知れませんので、出来るだけ簡単にお話します。

その前に磯焼けってご存知ですか?


上の写真のように、海藻が様々な要因で無くなってしまい、白っぽい岩肌になってしまう事で、海の砂漠化とも言われているんです。

そうなると、一見海の上からはキレイな青い海と思ってしまいますが、実は海中の生物バランスが悪くなってしまっているんです。

そこで、美国や余別、今回の神恵内村などで、その対策を行っています。
そうです。海の森林づくりです。
神恵内村では藻場LANDと言う藻場再生活動を行っています。

今回のシンポジウムは、その神恵内村「藻場LAND」の成果等の報告や、
色んな為になるお話、そして「さかなくん」トークショーもありました。

僕は「札幌科学技術専門学校 海洋生物学科」で講師を勤めさせていただいておりますが、実質「水産系」の学科と言う事も有り(水産系の専門学校は数少ないんですよ♪)今回のシンポジウムは是非学生に聞いてもらいたいと考えた訳なんです。

学科主任の先生も磯焼け等を研究していた事も有り、学生全員と教員3名、そして僕とヨッチの合計43名で押しかける事になりました。


会場は満員(汗)関係者も含めると200名は超えています。
この会場の大人な雰囲気に、学生達も神妙な感じです。
主任の岡本先生が予め今回のシンポジウム内容に対するレポートを書くように話されていましたので、学生はかなり真面目。


お話は、
北海道大学 忍路臨海実験所長 四ツ倉 博士がホソメコンブについて講演、
次に東京海洋大学 藤田 博士が藻場はなぜ減るのかについて講演。
非常に勉強になりました。特に「食」との繋がりは解りやすく、
学生にも理解しやすかったと思います。


上の写真は資料です。
資料を見ると、藻場LANDの成果が解りました。すごいです。


ちなみに、上の写真の学生は、、、、寝てません!ちょっと疲れただけです(笑)
と、ふと横を見ると、ヨッチが、、、逝っちゃってました(笑)
工藤「今寝てたしょ!?」
よっち「寝てません!一瞬です!」

基調講演の次はパネルディスカッションです。
パネリストと参加者で討論等をするのですが、なんとなんと、
コーディネイターのエコニクス(うちの親会社です)技術顧問 佐野氏が、
「今日は、沢山の専門学校生も来ているみたいなので、聞いてみましょう」
と、振って来た訳です(汗)

岡本先生と「だれだれだれだれっ!?」とざわざわしていたところ、
2年の石田君がマイクを持って立ち上がりました(笑)


石田くん「なんか、緊張しますけどぉ、うちのぉ家業はぁ、増毛でホタテやってるんですけど、増毛も磯焼けがひどくて、今回のお話にぃ、、、、、、、、、、、感動しました。」
場内は拍手の渦です!!

もちろん、この話しの後、漁師さん達は「うちでやればいいべや。船すぐあるど」と、スカウトされてました(笑)でも、漁師さん同士はネットワークがあり、石田くんのお父さんの事も知っていた様子。なんだか、ほのぼのです(笑)


そして1部が終了し、2部へ突入!
そうです!さかなくんトークショーです。

と、言うか、上の写真、、、いかくん?
いるよねぇ〜(笑)絶対こういう風に参加する人。
ってか、うちの学生です(笑)

で、さかなくんトークショーは撮影等禁止なので、記録は有りませんが、
とても楽しかったです。

さかなくん、テレビのままなんです(笑)

席についた我々の話題は、うちの「いかくん」にどれくらいで気付くか?

司会「さかなくんの入場です!!」
ぱちぱちぱちぱち!!!!!

「ぎょぎょぎょ!!!!!」と、予想どおりの登場!!

その後、、、、

「ぎょぎょぉ〜!!」

そうです。さかなくん、いかくんを発見。
入場からの経過時間、おおよそ2秒。。。。。
恐るべし、さかなくんの観察眼。。。

で、ショーは地元の子供達をメインに、さかなくんが絵を書き、それを当てるというゲームです。

さかなくん、超絵がうまくてはやいの。吉野家みたい。
で、子供とのやり取りもすごい!
てれびのまんま!

で、ちょっと難しい問題が。。。答えはソイだったんですが、
子供達にはちょっと難しい。。。

そんな難しい雰囲気を壊す強者が!!
そうです!いかくんです!
子供達に遠慮せず手を挙げていたら、司会のお姉さん、いかくんを指名!!

もちろん、正解しました。。。

さかなくん本物のソイを手にし「どうですか?ソイ」
いかくん「いや、、いいです。」
さかなくん「ぎょっ、どうしてですか?」
いかくん「調理だめなんで。。。」
さかなくん「姿焼きもおいしいですよ」
いかくん「。。。。。。」

なんなんだ!?このやりとりは(笑)

正解者にはさかなくんが書いた絵がもらえます。
いかくんも、一生の想い出になった事でしょう。

あと、質問コーナーでは子供達から確信を突く質問が沢山噴出!!

こども「さかなくんは、なんでぎょぎょって言うの?」
さかなくん「ぎょは(魚)なんですけれど、実はさかなくんは水木しげる先生のぎょぎょぎょの鬼太郎が好きで、その中でびっくりするシーンはギョギョ!って書いていて、ギョギョをぎょぎょってぎょぎょぎょ!なんです。はい、次の方!」

すごい。。。さかなくん、音での表現が多い。B型なのか???

こども「さかなくんは釣りは好きですか?」
さかなくん「正直釣りはあまりしなくて、いつもは、(ここからさかなくんの一人芝居が2分くらい。。。)親方っ今日はいつもより海が荒れてますねぇ?まだまだこんなもんじゃないぞぉ!ぎょぎょ〜っ!着いたぞ網を挙げるぞ!きゃ〜ぎょ〜!○△※○□※、、、 と、いう感じです。はい次の方!」

なんだか、さかなくん、大好きになっちゃった。

と、言う感じで生さかなくんをみて、学生達も非常に刺激になったに違い有りません。
特に、ディフォルメされた魚の絵であっても、背鰭の棘数を説明しながら書く所は、さすが常人ではないと感じたことでしょう。

と、言う事で、札幌科学技術専門学校 海洋生物学科の校外授業は無事終了。

みなさん、誠にありがとうございました。

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