隻眼のゴリー


 4月2日 土曜日
 ダイブマスターコースにて、積丹町へ。

 この日はボートダイビングの日。
 


 講習の内容から、
 場所は、宝島 西湾。

 天候は晴れ。
 しかし、南東の風がかなり強い。
 水温は8℃

 水温は高くなってきたが、
 今年はそもそも、水温が低くならず、
 あまり上昇した感じがしない。

 それでも、もちろん、
 海藻プランクトンの影響で、
 「ヌタ」がすごいことになっている。


 1本目は、引率の役目でデモンストレーション。
 2本目は、カメラ好きのファン参加者役。

 2本目エントリー直後、
 急激に緑色の濁りが発生する。
 スプリングブルーム、到来である。


 そんな時は、浅めで、
 海藻と日光のコントラストを楽しんだり、
 小さな生物を観察したりする。





 ふと、フクロノリを指差すガイド役の参加者。
 見てみると、ゴッコの幼魚だ。


 かなり大きくなっている。
 もうすぐ、深い海へ旅立ちである。

 それでも、体調は1cmほど。
 体が黒くなると、
 なおさら表情が見えない。

 カメラをマクロモードに切り替え、
 スーパーマクロコンバージョンレンズを装着。
 
 それでもなかなか分かりづらい。
 が、なんだかちょっと違和感が。


 会社に戻り、大きなモニターで見てみると、
 なるほど。
 このゴッコの幼魚、「隻眼」だったようだ。

 右目が無いのだ。
 生まれつきのようにも見える。


 独眼竜政宗と同じ右目が無い隻眼。

 私も、左目が弱視なので、
 見えていないことを考えると隻眼だ。
 
 かわいそうで切ない反面、
 どうも親近感を感じるわけである。

 自然環境の世界、
 こういうことも、多々あるのだろう。


 どうにもならないものだけど、
 表情を思い出すと、
 なんとも、その後が気になるものだ。
 
 
 そうそう、ブログタイトル、
 大きく変えましたw
 これからも、よろしくね☆
 

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