上京ふたたび、そして小田原遠征の巻
1/31に、ダイブビズショーから一度札幌へ戻り、翌日は札幌科学技術専門学校で、潜水士の授業を行い、その後、悪くしていた上顎洞の処置としてかかりつけの口腔外科で切開。痛み止めと抗生物質を手に、そのまま上京したのでした(笑)
今回は2/2の第14回潜水医学講座 小田原セミナーを聴講することと、
2/3のCONE(自然体験活動推進協議会)学校支援指導者養成講座の受講を目的に、
再び上京した訳なのです。
どちらも、今後の活動に必要なセミナーですし、特にCONEの講座は、今回の講座が最終となるため(制度の変更があるため)ちょっとハードでも参加したかったのです。
上顎洞は、完治しないと然別湖アイスダイブでは氷上係になってしまう(汗)
でも、抗生物質を信じつつ、天王洲アイルからJR品川駅へ。
そして東海道線に乗り、初めて”小田原”へやってきました♪
現地では、いつもお世話になっているH中さんと待ち合わせ、まずは食事♪
相模湾産の”アジ”を使ったちらしを食べてみましたが、美味しい!
土地〃で食べる新鮮な海の幸は、本当に笑顔がこぼれるものですね♪
ふたりで、小田原市民会館を目指していると、なんだか道路が複雑です。
城下町だから?弘前もそうだったので、たぶんそうに違いないです!
会場へ着くと、いつもお世話になっている、JCUEのデューク山中閣下、早川姉さん、シーボウルの中村さんがいて、手招きされました。
ただただならぬ事だろうか!?
横に座ると、早川さんから”おやつ”を戴き、デューク閣下からは、今後のJCUEの活動についてお聞きしました。デューク山中閣下は、今はPADIですが、もともとNAUIで、僕が受講したITCのディレクターなので、基本”従います”(笑)
さて、H中さんと前の方の席に座り、聞く気まんまんの姿勢をみせる。
が!しかし!
風邪薬も飲んでいて、既に眠気もまんまんです(汗)ピンチ!
NPO法人 MINDER 理事長の西村さんのご挨拶から始まり、
・各種潜水における減圧障害:自衛隊中央病院 鈴木信哉さん
・航空機船外活動による減圧症:JAXA 航空宇宙医師 嶋田和人さん
・潜水事故の傾向とその原因を考える:DAN JAPAN 野澤徹さん
・レジャーダイバーの減圧症発症誘因:(株)オルトメディコ 鈴木直子さん
と言う内容です。
なかなか専門的なお話ですが、コースディレクターとして知っておかなければならない事だと思います。ざっくりと、印象に残った内容は、
・素潜りでの減圧障害や舌咽頭空気吸入法による空気塞栓症の可能性
・エアラインよりも高く飛ぶ偵察機は減圧症が報告された事もある
・統計上、中高年の男性に事故が目立つ
・減圧症の発症誘因として、地域差も考慮し研究を行う
と、言う事でした。
正直、落ちちゃった所もありましたが(ごめんなさい)、とても勉強になりました。
このセミナーは、最新の研究や、注目すべき所を発表し、ダイバーに、継続的に潜水医学に興味をもってもらう事で、安全に対する姿勢を高揚する事が、一般ダイバー向けに開催している趣旨と、私は捉えております。
お聞きした内容を、自分でも更に学び、質の高い潜水講習を目指します。
セミナー終了後、懇親会へ出席する予定でしたが、切開した傷口が病んでいたので、残念ですが辞退し、H中さんと1893年創業の「だるま料理店」にて食事をし(アルコールはNG)、抗生物質を投与するのでした。
お店は、関東大震災で倒壊したのち、ブリの大漁で得た資金で、昭和元年に建て直したとの言。何と、国登録有形文化財でもあります!
人気の”天丼”を注文しましたが、なかなか味わい深い。
濃い口に慣れているせいか、薄口で、上品な中にも、後味がしっかり。
これが歴史というものか。
昨年末の、東京でいただいた”駒形どぜう”に次いで、歴史のある料理です。
最近、歴史づいています。
小田原城は、興味があったのですが、時間もありませんので、また今度。
お土産を買おうと思い、ふと思い出したのが「小田原ういろう」
実は大好物で、1本まるまる食べちゃうくらいなんです。
歩いていると「ういろう調剤薬局」が!
ういろうは、元々薬で、お菓子のういろうは後々のもの。
入ってみると、小田原ういろうが売っていて、奥には調剤薬局!
そしてその前は喫茶店になっていました!凄い!
もちろん、お土産を買いました。
ういろうは、名古屋が有名ですが、実は全国に名産地があって、
小田原の他、名古屋、山口県にも。
何と、小田原ういろうは、もともと京都が本家。約600年ほど前に、北条早雲に招かれて、小田原でういろう作りを開始、京都本家が衰退したのちも、小田原で作り続けて、今に至る訳です。
ううむ、、ういろう恐るべし! 歴史的食べ物、上には上がありました。。。
小田原と言えば”蒲鉾”も有名です。
小田原提灯がきらびやかです。ここで内閣総理大臣賞受賞の、イサキ(魚の名前だよ)の蒲鉾をゲット!札幌へ戻ったら、多分上顎洞も良くなっているはずなので、ビールと一緒に戴くとします!!
H中さんと握手をかわし、東海道線にて品川へ、そして天王洲のホテルに到着。
小田原は、また行きたいですね。次こそは名城「小田原城」を見てきます!
2/3は、お昼から東京海洋大学にて、CONE学校支援指導者養成講座です。
私はCONEの指導者資格を持っているので、今回の約3時間、講義を聞くと、
文科省が提示した指導者養成カリキュラムの内容を網羅した事になり、
「自然体験活動指導者」として登録されるのです。
今、北海道大学等で、スノーケリングの講師を行っていることや、国際英語村等、まさしくこのノウハウが活かされる訳で、これで、もう少し濃い体験活動を組み立てられる様になるはずです!(厚東先生、がんばりますからね♪)
内容は、ダイビングインストラクターだけ行っていても、聞く事が無かったと思いますので、本当に有意義でした。
CONEはいままでの自然体験活動指導者制度(リーダー等)を、国立青少年教育振興機構と連携し、新しい指導者制度へ移行してゆくこととなりました。
CONEはいままでの自然体験活動指導者制度(リーダー等)を、国立青少年教育振興機構と連携し、新しい指導者制度へ移行してゆくこととなりました。
CONEリーダー資格+今回の講座で、自然体験活動指導者に登録される事は、新しい指導者制度に変更となった時に、資格がそのまま移行されます。そのための、最終的な講座だったので、これでひと安心です。
ダイブビズショーから始まり、NAUIセミナー、小田原セミナー、CONE学校支援指導者講座と、なかなか濃い6日間でした。
お会いした皆さんとのご縁を大切にし、また、インプットしたセミナー内容を反芻し、良い形でアウトプット出来る様に、これからの業務に努めてゆきたいと思います。
ありがとうございました!!
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