海藻の島 利尻島〜潜水士講習その2〜


 写真のように、立派なリシリコンブが、
 ここ、利尻の海には生い茂る。

 リシリコンブといっても、順位があるそうで、
 稚内産や礼文産も、立派で美味しいですが、
 ここ、利尻島で採れたリシリコンブが最高級とのこと。

 また、利尻産のリシリコンブは、
 ほとんどが、京都などの料亭へ行くと聞く。

 いつもは、分け隔てなく種類で見ることが多いのですが、
 味覚などの「水産」的観点から見ると、
 産地の条件で異なることがわかり、ますます潜水が楽しくなる。

 そんな、最高級のリシリコンブを見ながらの講習は、
 気分的にも、どこかゴージャスに感じてしまうのだ。

水産的価値を知るとまた面白い


 さて、利尻富士町での潜水士育成講習。
 業務は業務として、
 出張の楽しみは「食」ではないだろうか?

 利尻富士町では、港の近くに
 「たにかわ庵」という食事処がある。
 主にランチをいただきましたが、とても美味しい。

 メインも、もちろんおいしいのですが、
 お味噌汁がまた美味しい。
 道北名産の銀杏草が、コリコリプルプル。
 
おビール、いただいちゃいました。

 また、ロケーションを確認するため、
 島内を回った際に、もう一つの町、利尻町も訪れてみた。

 利尻町沓形(くつがた)は、親友のインストラクターである、
 K氏の故郷でもあり、彼はここで育ったのかと思いながら、
 地元ならではの昼食どころを探す。

 何気なく目についた「利尻昆布ラーメン」
 国民食でもある「ラーメン」
 果たして、どのような味なのだろうか?

 お店の名前は「味楽」さん。
 聞くと、新横浜ラーメン博物館に3月1日に出店したとのこと。
 ここ味楽さんは、日本一来づらいラーメン屋さん。

 営業時間も2時間30分ほどなので、
 ほんとうに、ラッキーな感じだった。

 お味は、とてもコクがあり、さっぱりしており、
 ついつい、スープも飲み干してしまうほどだ。

最高に美味!また行きたいです。

 まだまだ美味しいお店はありそうだ。
 これは、また利尻島へ来なければなりません。

 みなさまも、利尻島へ訪れた際は、
 たにかわ庵さん、味楽さんへ是非。

 そうそう、その最高級の昆布
 リシリコンブの、自生する利尻島の水中世界を、
 またまた、写真でご紹介。

 
 
豪華で美しい風景です

光合成をしています

細身のリシリコンブですが幅広も

違う種類?幅が広い

 このほかに驚いたのは、
 岩にヌメハノリが密生していることである。
 積丹ではこの風景は見かけない。

まるで大きい赤いマリモ

こういう風景が続く

手が埋まるほど、けっこう深い

南国に負けない色彩豊かな海

光が綺麗です

 生物はどうだろう?
 正直、これだけ海藻に覆われると、
 隠れることが容易である。

 この時期の日本海は、
 小さな生物がダイバーに人気である。
 しかしながら、探すのは容易ではない。

 メバルですら、海藻の陰に隠れている。
 それだけ、生物にとっても、棲み易い環境なのだろう。
 ようやく写した生物はこちら。

群がいるので近づいて見ると、、、

なんと、多毛類でした。魚の餌が豊富。

たくさん隠れていた。

ガンゼ(エゾバフンウニ)が大きい

ノナ(キタムラサキウニ)よりも、ガンゼが多い

クシクラゲが悠々と漂う

 このように、春の日本海にあって、
 利尻島の海は、海藻が豊かな、とても魅力的な海
 ということが、ココロとカラダで理解できた。

 海藻の島と言って、過言ではないだろう。


 今回、お世話になりました、
 利尻富士町のみなさま、ありがとうございました。

 これを機に、漁業や地域おこしに、
 潜水を活用いただければ、幸いです。

 美しい、利尻富士を後に、
 札幌へ戻るのでした。

夕日と礼文島

夕日を浴びる利尻富士

夏にサイクリングも良いですね

 さて、帰りは羽幌町に立ち寄った。

羽幌にて甘エビ丼

 過去に、北海道エコ動物自然専門学校にて、
 ダイビング講習を受けてくれた女性が、
 海鳥センターにいるとのこと。

 久々にあうと、若々しくあまり変わっていない様子。
 太ってしまった自分の方が、はずかしい。。。

海鳥センターにて

 利尻島が海藻の島であれば、
 天売島は海鳥の島。

 北海道の離島は、
 魅力がいっぱいである。

 海藻の島 利尻島〜潜水士講習その1〜はこちら

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