然別湖 高所氷下潜水
こんにちは♪
POSEIDON 工藤です。
先日1月9日、10日は、厳冬の然別湖へ、
ザリガニ研究会の調査と言う事で、大塚に同行して来ました。
何を行ったかと言うと、
高所域 淡水氷下潜水です(汗)
冬の然別湖はご存知の通り湖面は一面氷の世界。
この氷の下で特定外来生物ウチダザリガニは何をしているのか?
氷に穴を空け、様々な「かご」を仕掛けて効果を調べるのと、
ダイバーが潜水し、直接撮影をする事が目的でした。
ほとんどは大塚が潜り、僕は監視しながら命綱を取り回す役です。
自分の事を言う訳では無いですが、この監視役、
「経験も必要とする重要な役目」なんです。
あ、それでも僕も、30分くらいは潜りましたよ(笑)
見てみてわかったのは、
ザリガニは鈍いながら夏と変わらず動いていると言う事です。
詳しい事は研究会がまとめますので、
僕は、ダイバーその1としての感想。
まず、海水と違い淡水はあっという間に凍ることです。
寒冷地に慣れているとは言え、この日の然別湖は気温ー10度〜ー17度。
器材の取扱も気をつけないと、すぐにフローします。
気をつけるだけではなく、「お湯」の準備も欠かせません。
また、BCのブラダーに溜った水は、予め排水しておかないと凍ります!
潜水中は水温2度。でも海水の2度と淡水の2度は話しが違います。
レギュの整備はきちんと行っておかないといけませんし、
やはり寒冷地仕様のレギュでなければ信頼性に欠けます。
ましてや、氷に穴を空けての氷下潜水です。
途中でレギュが凍りフローしても、垂直には浮上出来ません。
また、高所域での減圧リスクや、巻き上がってしまったシルトによる低視界、
様々な要素が絡み合うので、必ずダイバーと監視者は、
「ロープ(命綱)で確認しながら潜水する事が必要」なんです。
穴は基本的に三角形です(NAUI ダイビング全書 1993年版より)
ネイチャーセンターの石川さんがチェンソーで穴を空け、
そこからエントリーする訳ですが、最初はさすがにドキドキしました。
でも、入ってみると、特別感と、見上げたときの幻想的な景観、
それと、陸上よりも暖かく感じる?感覚、実におもしろい!
でも、浮上後はさすがに凄い勢いで凍ります。
僕のドライはシェルドライ。
パリッパリのラミネート状態で、思わず笑ってしまいました。
横では冬の然別湖名物である「コタン」の準備。
氷のバーやシアターづくりで大忙し。
今月22日からスタートなので、是非!
と、言う事で、非常に貴重な体験をして来ました。
リスクは有りますし、どなたでもと言う訳には行きませんが、
ポセイドンでもツアー組むかも知れませんよ?
その時は、沢山経験を積んで是非参加下さいね!
最後に、今回はザリガニ研究会のイベントだったのですが、
オーストラリアからお越しの研究者のみなさんもおりました。
記念にiMovie11にて予告編風のムービーを作成しました。
※写真はMr.Oritoからもご協力頂きました。
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