卵保護をする積丹のホッケ


 11月20日 積丹町美国沖。
 水深13m〜18m、水温12℃

 平日でしたが、じっくりとホッケを観察しようと、海へ出かけました。

 既に、ホッケの産卵はピークを過ぎていて、雄は卵保護の為、縄張りを巡回しています。

 その巡回を観察していると、卵の場所が判ります。


















 北海道周辺海域でのホッケの分布は、積丹から道南の系統、道北からオホーツクの系統、知床から太平洋の系統とおおよそ3系統と言われています。

 道北からオホーツクの系統では、資源量が減少しているとのお話もあり、積丹から道南の系統はどうなのだろう?と心配になります。

 サケやマイカなどと並び、食卓に密接な関わりを持っているホッケ。
 しかしながら、その水中での”活きた姿”は、それほどお目見えすることがありません。

 食べると言うことは、命を頂くことです。
 開かれ、干された状態だけしか、見ることがないのでは、命を頂くと言うことにリアリティがありません。

 生活に密接な関わりのある水中世界を発信することが、我々ダイバーのミッションだと思っています。
 
 リアルな水中世界は、トレーニングを行ったダイバーにしか、確認することができないのですから。

 是非、下の動画(YouTube)もご覧ください!


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