SubArctic Diving 2016 ”然別湖コタン☆アイスダイビング3”


 朝、目覚め、外を見ると、
 雪が降っています。
 でも、気温はプラス1度

 天候が荒れ、気温も高い場合は、
 最悪、湖上へ立ち入ることができません。
 海の時化とは違う、安全基準です。

朝のホテル福原

 ですが、然別湖ネイチャーセンターより、
 アイスダイビング可能との連絡が入り、
 ホッといたしました。

 さて、
 シリーズ「サブアークティックダイビング」
 3回目の投稿は、2月14日の潜水についてです♪


○アイスダイビング二日目準備

なにやらあやしい行動

 さて、数年前では、開けた穴も、
 5cmくらいの氷で塞がっていましたが、
 昨年も、今年も、薄く雪が積もる程度。

氷水をかぶり禊ぎ中

 気温は高く、雨が降る中、
 準備を行い、いざ氷下へ。

ヨッチは禊ぎで柄杓を破壊。減俸です!

 水温は約プラス1度
 昨年は0.2度でした。
 やはり暖かい。

 ただ、海と違うのは、
 下へ行けば行くほど、
 プラス4度に近づくのです。

 アイスダイビングの場合、
 水深は最大でも5mほどです。
 深く行っても、シルトと闇の世界。

 アイスダイビングの醍醐味は、浅瀬です。
 そして、一番楽しいのは、
 デルタホール近くの明るい氷の下です。

 したがって、水温は冷たい部分です。
 もちろん、寒冷地レギュレーターが必要です。
 
 今回は、私の予備機を持ってきておりましたが、
 夏海には水中にて凍結が起こった際の対応を
 身を以て体験してもらうため、いつもの道具で。

グラシア

SA-4AFN

 彼女はいつも、アトミックを使っています。
 何故か、スタッフで一番高価なレギュレーター(笑)
 でも、やはり水中で凍結。
 
 これも経験です。
 環境が変化するダイビングです。
 対応する心構えが大切なのです。

 あとは、自分の話題を話すのではなく、
 体験を元に、お客様へ正しいご提案を行う。
 私は、それを期待しています。

 その後、私のレギュレーターを使ってもらいました。

 それと、プラス4度まで対応OKな
 AさんのBismのレギュレーターも、
 今回は凍結しました。

 淡水で、水深は浅め。
 水温は1度くらい。
 エイペックスは問題なく機能しています。

 ちなみに、私の予備機はXTX20ドライシールチャンバー
 ヨッチはXTX100で、二つともメインテナンス後です。
 
 私のメイン機は、アクアラングレジェンドグラシア。
 セーフセカンドはダイブウェイズSA-4AFNです。
 全く問題ありません。

気分的に、エンリッチドエアですw

準備万端?

行ってみましょう!

夏海です

 いよいよ、みなさん、エントリーです。
 ポセイドンでは、ラインを、
 二重Yラインとしています。

 ラインの形は、様々な議論があります。
 もちろん、どれも正解ですし、どれもリスクはあります。
 
 ポセイドンでのアイスダイビングは、
 初回以外は、ガイドはつきません。
 基本は、バディ潜水なのです。

 料金は、ガイドフィーではなく、
 運営管理手数料としていただいております。

 監視者と水中のバディの3人が、
 ラインワークを駆使し、
 安全な範囲で潜水いたします。

 なので、ICEダイビング認定を受けている場合は、
 参加料金に値引きがあるのです。

ライトは必須アイテムです!

いってらっしゃい!

ラインは慎重に

待っている間も冷えます

 ポセイドンのアイスダイビングは、
 ダイバーの基本を大切にしたダイビングなのです。

 ちなみに、初回参加は、
 アイスダイビングトレーニング扱いで、
 インストラクターがバディです。


○テーマは氷と空気

雨が降っていますね

 今日は、氷の下を流れゆく「空気」がテーマ。
 氷の裏側に、そっと立つ。
 それは、いわゆる逆さま状態なのですが、、、

 すぐに、感覚は慣れてゆきます。

 不思議な感覚です。
 こんな感覚は、アイスダイバーか、宇宙飛行士くらいです。

 おまけに、吐いた空気は、自分の下へ落ちてゆく。
 とても、面白い感覚です。

逆さま

マウスピースの正しい取り付けなど重要ですよ
  
スライムみたいです

迫力ありますね

氷を通して向こうが見えます

ヨッチも逆さまです

これから腕立てします

不思議な感覚です

この割れ目から空気が出て行きます

ほんとうに綺麗です

 ただ、明るさの調整が難しく、
 また、シルトが巻き上がっていて、
 カメラでの撮影は、とても難しい。。。

 アイスダイビングは、広角レンズが良いですね。
 買おうかな。

 なお、GoPro(ヒーロー3)は、
 すぐにバッテリー切れで
 全く機能しませんでしたw


○日中の然別湖コタン

気温が心配

 楽しいダイビングも終わり、
 日帰り入浴までの間、
 日中の然別湖コタンを見学します。

いざコタンへ

インナーで歩けます
  
 やはり、このプラス気温です。
 一部が融けてしまい、
 とても心配な状態になっています。

 アイスチャペルも、
 中に入れない状態でした。

やはり水浸しですね。。

それでも綺麗です

泊まることができます(予約締切です)

高附さん、パトロール中☆

イエティw

ちょっと、融けてるね

 それでも、雰囲気は堪能できます。
 よかった☆
 
 早く、冷え込んで、修復できれば良いですね。
 コタンは、3月21日まで開村していますので。

 それと、例年一部で熱狂的なファンがいる、
 ホテル風水さんのまえにある、
 「謎」の雪像も、ことしは凄みが増しています。

 このプラス気温。
 かなり、ホラー度は高くなっていました(汗)

血を吐く(汗)

また血を吐く(汗)

血だらけ(笑)

謎w

 ことしもまた、
 謎なかんじが良いですね。

 次回来た時は、果たしてどのように進化しているのか。。
 かなり楽しみです☆


○日中は、アイスカフェ

のものも!

 冷えた体には、
 暖かいココアが良いですね☆
 日中は、アイスカフェになっています。

綺麗です

シアター

ホール

観客?

氷柱がすてき

注文中

クリーム

日中もまた、良いですね

酢を飲んでいます

谷さんも元気です☆

良い雰囲気でしょ?

さ、温泉いきましょう!

 このあと、福原さんで、日帰り入浴をし、
 帰る途中に、羊料理を食べ、
 天候が荒れる前に札幌へ到着いたしました。

 天候、というより気温に、
 救われたのか、嫌われたのか、
 どちらにも取れるような第1回目

 いずれにしても、最高な二日間には、
 間違いありません☆

 次も、楽しみで仕方がないですね♪
 

○墨絵のような氷の世界


 然別湖コタンは、
 氷と雪の世界です。

 モノクロームにすると、
 まるで、墨絵のような、
 柔らかくも、鋭くもある、

 どこか懐かしい感じのする
 写真になりました。



















 次回の亜寒帯ダイビングシリーズは、
 知床羅臼のコールドウォーターダイビング、
 第2回然別湖コタン☆アイスダイビング。

 そして、潜水調査も行っている弊社の得意分野
 積丹の海藻ダイビングです。ご期待ください。

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