2013年 今年も宜しくお願いいたします。
新年 明けましておめでとうございます。
今年も安全潜水の実践および普及に努めて参ります。
変わらぬご愛顧を賜ります様、お願い申し上げます。
さて、皆様はお正月をどのようにすごされていますか?
潜っていますか?それとも寝正月?
僕は特に何をする訳でもなく、休日を満喫しております。
いつもは、休暇でも会社や取引先は業務中なので、何も気にせず休むという事はほとんどありません。
ですが、お正月は取り巻く環境がお休みなので、心も体も一息つく事ができますね。
臨戦態勢から、一時休戦です。
もちろん、お家の中もお休みですから、特にすっごい「ごちそう」が出て来る事も無く、我が家は「おせち」も有りません。
年末に母親が作った「うま煮」をつつきながら、テキトウに冷蔵庫にあるもので済ませるのですが、流石にお酒の肴が欲しくなるので、元日は「生干し氷下魚(コマイ/アイヌ語です)」を軽く炙り、マヨネーズと南蛮を併せたディップをつけて、日本酒と一緒に食べました。
ちなみに氷下魚はマダラ、スケトウダラと並ぶ、タラの類いで、味わい深く、身もほぐしやすいので非常に食べやすい、美味しい魚です。炙っている時の香ばしい香りが、飲んべえでは無い僕でも、お酒がすすむのです。
尚、似ていて違うのが「姫タラ」で、姫タラはスケトウダラの2年魚くらいの小型のもので、氷下魚とは違う魚です。美味しいのは変わらないですけど♪
二日は近くのSEIYUへ、米を買いに行ったのですが、チーズが家にある事を思い出し、赤ワインを購入。でも詳しくないのと、甘いのが好きなので、はこだてワインを購入し、夜はのんびり楽しもうと思っていましたが、ふとした時に、昨年の採取業務で頂いた「マゾイ」が冷凍庫に有ったのを思い出しました。
出してみると、家に有る最大の鍋にも収まらないほど大きい。
解凍後、霜降り(90度ほどの熱湯に湯通しし、冷水で洗う下処理)を行い、鍋に収まる大きさに切り、水と酒、みりんと醤油、あと生姜少々を加え、煮付けて食べました。
落としぶたを行い、煮付けるのですが、ある程度したら取り除き、照りを出す為に汁をかけながら仕上げていきます。煮付けている時も、あまじょっぱく、香ばしい香りを楽しみながら、日本酒でキッチン呑みです。
皿に載せてみると、やはり大きく、食べ応えがありそうだ。
立派なマゾイに乾杯です。
マゾイは「キツネメバル」のことで、いつも水中では小型ばかり見かける訳ですが、こうして見ると、立派な魚なんだなぁと、感心する次第です。
身が程々に締まり、煮汁につけながら食べると、本当に美味しい。
胸びれや頬の肉はプリッとしていて、日本酒がすすみます。
背鰭の付け根や目玉の裏のゼラチン質は口の中でとろけ、至福のひと時。。。
三日は、元日にSEIYUで購入した「ハタハタ」を食べようと考えていましたので、お昼くらいに下ごしらえを始めました。
立派な雄のハタハタです。昔、味噌煮でよく食べたのを思い出します。
身はたんぱくな味わいなので、素材の旨味を楽しめるように、麺つゆで1時間程漬け込みます。夕方が楽しみだ。
夕方になり、楽しみにしてたハタハタを取り出すと、丁度いい漬け具合になっている感じがする。(あくまでも感覚です)
それを、グリルで焼き、また日本酒で食べました。
ハタハタは焼きすぎると身が崩れますので、程々に焼くのですが、食いしん坊としては、気になって仕方が無い訳で、キッチンで日本酒を飲みながら、ちらちらグリルを覗き込むことで、焼き過ぎを免れることができる。魚と餅は、僕にお任せ下さい(笑)
好いにおいだ!
逸る気持ちを抑え、先ずは尾をむしり取ります。そしてお腹と背中を優しく揉みほぐします。
そうしたら、頭を優しく身から外し、ゆっくり引っ張ると、中骨が抜けてくるのです。
こんな感じです。ここまで来ると、早く口へ運びたくなるのは僕だけではないと思います。
こんな感じで、キレイに抜けたら、戴きます!
口の中で身がホクホクとほぐれ、また漬けた麺つゆが程よく薄味で、自己主張せずに、淡白なハタハタの味にアクセントをつけています。
絶品です!
魚を食べるのがキライと言う方のほとんどは、おそらく小骨など面倒だからでは無いでしょうか?
ダイビングで水中を覗き興味を抱き、魚を釣ってみたり、魚屋さんへ足を運んだりして、自分で食べてみたい魚を選び、調理方法と食べ方を学ぶことで食べやすさと美味しさを理解する。
そうやって、日本の台所を支えて来た漁業に興味をもってもらえれば最高ですね。
北海道でのダイビングの良さは「非日常の楽しみ方で、日常の生活である「食」についても興味が湧き、学ぶ事が出来るところ」と言う事も一つ有るのではないでしょうか?
と、言う事で、僕の三ヶ日は、お魚を食べる事からスタートいたしました。
今年も頑張って行こう!
皆様、末永いおつきあいの程を♪
コメント