1月開催の潜水士試験対策講座と安全潜水訓練の巻
2013年になり、既に21日経過いたしました。
外は雪の壁だらけですね。
僕の出身地「空知管内」は岩見沢を始め、かなりの積雪です。
比べてみると、札幌はまだ良いほうなのかもしれませんが、人口約1.9M(メガ)の政令指定都市で、この雪の量はすごいです。
人口100万人以上の世界の都市で、雪がとても多いNo.1は「札幌」です。
人口100万人以上の世界の都市で、雪がとても多いNo.1は「札幌」です。
2車線道路は、ほぼ1車線が雪の山で、道路はガタゴトつるつる。
最近は、毎日救急車を、何度も見かけるのですが、救急車両も走行大変です。
一般車両も路肩へ、よけようが無いですもんね(汗)
交通事故だけでは有りません。屋根等の落雪事故、雪下ろしの際の墜落事故と、本当に気をつけないといけない事が沢山あります。
20日に、安全潜水講習終了後、サンシャインさんから出ると、向かいの建物から、人が墜落したと、パトカーと救急車、レスキュー車両で、あたりは騒然としておりました。
事故や災害は様々で、もちろん潜水も、高圧ガスも、「安全」の為に「危険を予測」し「訓練で予防」する事が肝要なのです。
安全を確保するために、我が国では、様々な法律や自主的措置などが有ります。
高圧ガス関連は、高圧ガス保安法があり、ポセイドンでは呼吸ガスの製造を行っておりますので、法令遵守、危害予防規定の策定、保安教育等を行いますが、怖いのは、
高圧ガス関連は、高圧ガス保安法があり、ポセイドンでは呼吸ガスの製造を行っておりますので、法令遵守、危害予防規定の策定、保安教育等を行いますが、怖いのは、
「慣れ、ダレ」なんです。
「今まで大丈夫だったから」と言う意識程、怖いものはありませんね。
潜水は、コマーシャルダイビング(商用潜水)と、レジャーダイビングに大別されますが、安全に対し、目指す所は基本的に同じです。
学習と練習→経験→学習と練習→経験→ と、繰り返しながら、事故を先延ばしする意識が大切で、これには本人の意志と自己啓発が必要となります。
コマーシャル潜水の場合、我が国では「労働安全衛生法」により、
- 事業場内における責任体制の明確化
- 危害防止基準の確立
- 事業者の自主的活動の促進を講ずる等の総合的計画的な対策推進
- 労働者の安全と健康を確保
- 快適な職場環境の形成促進
を目的とした、様々な規則があり、その代表的な事が「潜水士免許」についてです。
事業主や責任者は、潜水士免許を取得している労働者でなければ、潜水業務に就かせてはいけない訳です。
参加のみなさん、取得しなければ業務に支障をきたす事も有り、真剣です。
兎に角、合格する事を最大の目標と致しますが、もう一つ目標があります。
それは、実際の職場内へ向けた「安全意識の高揚」です。
過去の試験問題は公表されており、独学でも努力をすれば合格します。
そのかわり、ご自身で真剣に調べ物をしなければなりません。
潜水士の試験問題のみに集中した形で、かなりの時間を費やしてしまいます。
潜水士自体は労働安全衛生法に関わる資格免許であり、前述の目的が有りますから、その目的を遂行する為に、専門知識と指導技術を求め、私供へ講習依頼をなさるものだと考えています。
私供ポセイドンは、潜水士試験対策はもちろん、職場内での現状をお聞きし、サジェッションを行うことで、参加された皆様の「安全と健康の確保」へ繋げてゆけるよう、対策講座を開催しております。
潜水業務と言っても、潜水方式も様々あれば、業務自体も、その環境も異なります。
今回は、河川での応需送気式(全面マスク式)で、フィン無しの作業を行っている職場の皆様へ、安全潜水訓練を実施致しました。
良くある話しですが、全員レジャーダイビングのトレーニングも認定も受けているとは限らない訳で、危険と安全の右ひだりも無いところから、スタートする事がほとんどです。
また、器材などの進歩は日進月歩である事に対し、変化や革新を好まない体質なのか、現場では使用器材の技術更新がなされていない事が現状ではないだろうか?と感じてしまいます。
例えば、自給気式潜水では、救命胴衣またはBCを着用する事が義務づけられていますが、ドライスーツでは、スクイーズ対応で給気することで、浮力調節は事足りてしまう事や、単に邪魔だ、または先輩にいらないと言われた等の理由で、着用していない作業者が多いのは事実です。
応需送気式の場合でしたら、送気ホース等で船上の連絡員と繋がっており、浮力のトラブルでも対応は比較的行いやすいですから、救命胴衣やBCは義務づけられておりません。
自給気式でドライスーツの場合、潜降の為にウェイトも重く、慣れていないと潜水墜落をおこす事があり、また、浮力調整に自信が無く、給気しないので、浮上もフルパワーフィンキックであったり、水面でもあわてているケースが多いです。
また、ドライスーツのインフレーターが故障したとき、ウェイトのリリースしか手段が無い事も事実です。最近のBCは、袋が邪魔にならないタイプもきちんと存在しているのですが。。。
浮力の問題で事故になった時で、BCを着用させていなかった場合、事業主側が責任を取る事となります。
慣れれば良いという問題では有りません。これからの労働者は、昔と生活環境も違いますので、指導する側と事業主側が変わらなければ、育成するには難しい時代ではないでしょうか?
そういう背景も有る中での練習です。今回の皆様は応需送気。BC問題は有りませんが、河川での流れがある環境との事なので、バランス的に、フィンを今後装着する事をおすすめいたしました。と、言うよりも、参加されたみなさん本人が実感したことなのです。
マスククリア等も実質初めてですから、訓練です。 |
全面マスクの練習もします。写真は僕です。 |
全面マスクの脱着も練習します。 |
バックアップとして予備マスクは必須です。 |
もちろん予備空気源も必須です。 |
全面マスクも様々な種類が有ります。 |
全面マスクの取り扱いは練習が必要です。 |
全面マスクのクリアです。 |
写真暗くてごめんなさい。 |
試験の合格と、安全潜水を! |
話しは変わりますが、先日「美国 美しい海づくり協議会」の新年会が盛大に行われました。
僕と平尾インストラクターで参加致しました。とても楽しかったです。
もちろん、今年の活動でも、安全潜水の実践を行って参ります。
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