湖の氷、海の氷 の巻

流氷とカモメ

3月20日からの「北海道ウィンターダイビングツアー 第2弾 知床・羅臼ツアー」を前に、ある番組の撮影補助およびレスキューダイバーとして、羅臼町へ行って参りました。

羅臼の面白さに関しましては、ツアーから戻り次第書くとして、今回は、羅臼に流れてきた流氷をみて、先日の然別湖コタン・アイスダイビングでの氷との違いを、書こうと思います。


沖合の流氷帯。羅臼町にて。

知床には流氷がやってきます。
そして、知床は、凍る海の南限です。
詳しい流氷のお話は、こちらを参照ください。→北海道立オホーツク流氷科学センター


流氷の上には鳥たちが。


全体的に、氷は動いています。

あたかも北極のようにみえます。

時折アザラシが。


流氷はたえず動いています。まるで生き物です。


氷の表面は、迫力があります。


ぶつかり合い、重なりあう流氷。

こんな感じで、ダイナミックな流氷を目の当たりにし、その圧倒的な迫力に畏怖を感じざるを得ませんでした。

流氷は文字通り、動くのです。
そして、海中には流れがあります。
起伏も激しいです。 それは大きな大きな生命体にも思えます。

ここで、淡水と海水の氷の違いを写真で見てみます。


こちらは流氷です、複雑な造形美です。

こちらは淡水です。水中ではフラットです。


淡水。凍るスピードの違いで、二層に別れます。


穴を開けた場所の氷。


ゆっくり凍った部分は向こうが透けています。


湖では氷は動きませんが、天井全てが氷です。

 淡水と海水では、凍る過程も違い、それぞれの水中環境も違うのです。

ポセイドンでは、今年に入り、北海道のウィンターダイビングとして、然別湖コタン アイスダイビングと、知床 羅臼ダイビングツアーを企画。

もちろん、羅臼の流氷はいつもある訳ではありません。
流氷ですから翌日には無い!と言うこともあります。

しかしながら、北海道ならではの「冬」のダイナミックさを体験出来る、この二つのツアーは、とても意義があります。


ダイビングは南国限定では無いのです。

来年も実施いたしますので、ご興味を持たれたかたは、ドライスーツと寒冷地の器材をトレーニングし、楽しみにお待ち下さいませ。

羅臼の流氷の写真はこちら。
然別湖コタン アイスダイビングの写真はこちら。

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