NAUI MASTER SCUBA DIVER COURSE in HOKKAIDO


レクリエーショナルダイバーとして最高峰クラスである、
マスタースクーバダイバー。
先日10/4、10/5、10/11、10/12の4日間で、コース開催をいたしました。

※NAUIマスタースクーバダイバー
 アドバンススクーバダイバーやスペシャルティダイバーコースで培ったスキルの応用編となるコース。レクリエーショナルダイバーに必要な最上級レベルの知識と技術をマスターし、リーダーシップコースへの足がかりとなるランクです。初めて潜るポイントでも、計画を立ててダイビングが楽しめるようになります。
○参加要件
 年齢 15歳以上。(弊社では18歳以上でお願いしています)
 ダイバー資格
 NAUIアドバンススクーバダイバー、NAUI CPR&First Aidの有効資格、
 NAUIレスキュースペシャルティダイバー、コアスペシャルティ(3種類以上)
 以上の資格認定、もしくは他団体の同等資格。
○実施概要
 ・クラスルームセッション 15時間。
 ・海洋実習8ダイブ。
※参加条件を満たしてから30本以上のログ記録があり、担当インストラクターが参加者のダイビング能力を把握している場合、筆記試験に合格することで資格認定を受けることもできます。

と、いうように、目標が高く、また面白い認定コースです☆
ちなみに、ガイドになるコースでも、リーダーシップでもありません。
あくまでも、アマチュア最高峰クラスの講習ですからね!


様々なスクーバダイビング指導機関がありますが、同等の資格でも内容が違うのも、このマスタースクーバダイバーです。

たとえば、指導機関 PADIの場合は、専門のコースがあるのでは無く、経験を表彰するものとしておりますが、
NAUIの場合は専門コースが設定されており、

また、PADIではダイブマスターやアシスタントインストラクターのコースで学ぶ、器材や物理、減圧等の学科内容を、
NAUIではマスタースクーバのクラスルームセッションで学ぶ訳なのです。

なので、マスタースクーバダイバーを開催しましたと言っても、大部分はどんな事を行なっているのか謎。。。と言うのが実情のようです(汗)

しかし!
私は、このNAUIマスタースクーバダイバーコースを誇らしげに思うのです☆


ちなみに、海洋実習では、新しい技術を学ぶことはありません。
新しいダイビング技術を学ぶのは、各種スペシャルティコースで、インストラクターと一緒にトレーニングするのが最終です。

マスタースクーバダイバーでの海洋実技セッションは、バディまたはグループ単位で、今迄のスキルを応用し、計画から実施までに主眼を置いています。

したがって、基本、インストラクターとマンツーマンでの開催は、ポセイドンでは行なっていません。参加人数がまとまるまで開催していないコースでもあるのです。



クラスルームセッションでは、
・器材の構造
・環境学
・潜水物理学
・潜水生理学
・減圧
・レスキュー
・ディープダイビング、ナビゲーション、サーチ&リカバリー
・筆記試験



海洋実習では、
・低視界(またはナイトダイビング)
・ディープダイビングと減圧停止シミュレーション
・ナビゲーション
・レスキュー
・サーチ&リカバリー 
を盛り込んだ8回の潜水を、基本的にナビゲーションSPLでモニターリングした、自身の距離計測データや空気消費率と、ダイブテーブルを使用しての反復潜水計画を立案し、実施します。



この、なんとも堅苦しそうなマスタースクーバダイバーコースを、時に大真面目に、時におもしろおかしく実施することが肝腎なのですが、
なかなか難しい。。。(笑)

でもね、参加してくださった皆さんのご感想を聞くと、
「凄く緊張したけど、自信がつきました!」とか、
「いままでに無い経験を積む事ができたのでとても楽しかったです」とか、
「もっと練習して、ダイビングを楽しいものにしたいです!」とか、

とても、有り難いお言葉を戴いております☆

ここで、今回の軌跡を写真でご紹介いたします。


10/4 初日。海は時化ていました。濁っています。

湾内もうねりが大きかったですが実施しました。

低視界に少しスパイスを☆小さい隙間がかえってストレス。

全然見えなかったそうです。

見えない中で軽作業。

低視界にマスク無し潜水のWパンチ。

2本目はホワイトウォーター体験。これ以上先は危ないです(汗)

無事2本終了。

夜は学科、そして翌日。

3本目はチームに別れサーチ計画と実践です。

レスキューSPLの復習です。

反応有り、無しの両方トレーニング。

引き揚げ。

Do-Se-Doでの人工呼吸曳航。

4本目はアクシデントマネージメントとレスキュー。

指示者の誘導でバックキック。

引き揚げです。

外は時化ています。。。

人工呼吸と曳航。がんばれ!

横ではSCDコースが疲労ダイバー曳航練習☆

指導側も様々な知識が必要です。。日々勉強です。

10/11は時化のため終日学科です。

お昼は近くの場外市場で。おいしい☆

10/12は低視界でした。ブイは目印です。

あまりにも透明度が悪いのでLogoseaseを装着しました。

5本目はディープ、6本目と7本目はボートナビです。

7本目と8本目は自分たちだけでナビを行なって戴きました。

浮上中です。

ラストダイブはビーチからです。

波は少し落ち着きましたが、低視界。。。

8本目は総合的にナビの確認です。

視界が悪いですね。

まるで、どこかの惑星のようです。

浮上し、サーフゾーンを超えます。

無事に帰還しました〜☆

参加者の一人、五味くんがラストで100diveに☆

今回は、海象、透明度に恵まれませんでしたが、かえって、良いトレーニングになったと思います。

参加戴きました皆様、本当にお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました!

2014年度の開催は修了いたしましたが、ご要望が集まれば、2015年度も是非開催したく思っています。

皆さんの、いまのダイビング、更に知識と技術を拡充してみませんか?

コメント