ダイビングは、恐怖をマネジメントすること。
最近、申し訳ないことに、ポセイドンウェブサイトの更新が滞っています。
ウェブを作ること、維持することは大変なのです。。
ウェブ作成は料理に似ています。
作るのに手間暇がかかるけれど、
食べるのは一瞬。
その一瞬の評価のために、あれこれと作るのです。
昔と違って、外注などしません。
と、いうことは、お品書き、新鮮な素材の仕入れ、下ごしらえ、などなど、
全て自分で行わなければならないのです。
今までと違って、企画を立てる部署ではなく、立場でもないので、
掲載ネタをもらってから、ウェブへ投稿するしかありません。
企画し実施したライトトラップダイビング |
また、すごいスピードで、ウェブのあり方も変わっていきます。
今や、かっこいいウェブサイト、いい写真は当たり前で、
調べたいことをダイレクトに、スマホを使ってぐぐるわけです。
PCのソフトも、スマホアプリとの連動性を重要視されていて、
PCソフトの機能改悪すら発生しています。
それだけ、スマホに依存している世の中、
ウェブ作成ソフトも、PCとスマホ両方に最適化できる、
レスポンシブル対応になってきました。
今まで使用していたソフトも、まさかのサポート終了となり、
新しいバージョンを入手。レスポンシブル対応です。
と、いうことで、今のポセイドンウェブサイトも、最低限修正は加えますが、
11月末にも、フルリニューアルを予定しています。
もうしばらくお待ちくださいね。
イソバテングの口にクローズアップ |
さて、前置きは長くなりましたが、
みなさん、ダイビング中に恐怖を感じたことはありますよね?
みなさんもご存知の通り、私、極度の高所恐怖癖です。
隠したところで、仕方がありませんし、
自分のウィークポイントは、自覚すべきだと思っています。
もし、同じだと共感する方がいたとすれば、
諦めることはなく、一緒にうまくやりましょうと言いたいです。
見えても見えなくても恐怖することがある |
そんなことで、色々考え込んでいました。。。
正直、この職業をやめようと思ったことは何度もありました。
最近は、また、高所恐怖癖が強く出てきたところで、
どう付き合っていくべきなのかを調べていました。
そこで、こんなことが書かれていました。
・ポジティブに考えないこと
・うまくいくと自分に言い聞かせないこと
・パニックから逃げないこと
・恐怖を認識すること
・チャレンジして慣らしていくこと
恐怖を認識し、沈静することを体験する。
解ったことは、今まで正しいと思っていたことが、
全て逆効果ということでした(汗)
特に想像力豊かなかたに多く発生するらしく、
これから起こるかもしれない未来の不確定さに恐怖を感じる、
「未来思考」が悪い方へ働くというものでした。
ポジティブに考えないことも、逆説的に言うと、
ネガティブがあるからポジティブにしようとするもので、
悪い方へ働くこともあるという。
なるほど。。
ただし、人間は、予想などをすることで、安全管理などを考えられる。
それは正しい「脳の機能」なのですが、
どうも、正と負が紙一重、ということらしいのです。
低視界は恐怖との共存 |
そして、行き着いた書籍が、
「ハイパフォーマーは知っている 恐怖に負けない技術 辻秀一著」
でしたが、なかなか有益な内容でした。
以前、ブログでも書きましたが、ダイビングのスキルトレーニングでは、
マスクを水中で外すなど、講習生にとって「壁」もあり、
スキルを身に付ける前に「恐怖」をどうにかせにゃならん事も多々あります。
今までは、とにかく、自信がつくまで、そして身につくまで、
反復練習を行う、うまくいくイメージを作る、とにかくやる、、
とても「恐怖」への対処までは至っていなかったのではないだろうか?
心の中で、もし?が恐怖になる。 |
結論として、ダイビングのスキルを達成させるためには、
「恐怖」をマネジメントすることからトレーニングしなければならない。
器材などのストレスは、マイギアを揃えて、使い慣れること。
知らないことへのストレス対処は、クラスルームやブリーフィングなどで。
と、これらは、どんなインストラクターでもできる内容。
一流のプロであるインストラクターは、
講習生が抱える「恐怖」に対して、
マネジメント方法をトレーニングすること、なのでしょう。
前回のブログに書いたことに追加ですね。
そして、自分自身、
高所恐怖癖などの「恐怖」をマネジメントし、
少しずつでも克服していきたいと思います。
ちなみに、恐怖をマネジメントする時に
まず最初に必要なことは、
恐怖している自分を自覚、認識すること、とのことです。
インストラクターは万能ではない。自覚、認識が大切です。 |
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