「青」北海道の離島 天売島 その4


 天売島には「ロンババの浜」と言う場所がある。様々な体験活動が行なえるように、簡易的なシャワーや更衣室、トイレが設置されている。

 船での潜水の翌日、我々はここでビーチエントリーする事にした。






 そこは、見事なまでのガラモ場(※ホンダワラ類の藻場)である。
 
 ガラモ場は、英名でサルガッスム ベッドと言い、サルガッソー海の由来にもなっている。要するに、ホンダワラ類の褐藻がまとわりつき、船の墓場とまで言われていたのだ。

 ここ、ロンババの浜も、小さなサルガッソー海と言っても過言では無いだろう。ただ、それだけ、この藻場に育まれている命があるという事だ。







 特に目立ったのは、たくさんのハナジロガジだ。

 その優しい泳ぎ方や、行動パターンを見ているだけで、幸せな気分になれるのだ。ここは、ハナジロガジのサンクチュアリなのだろう。


 天候は、生憎の雨模様ではあったが、晴天の時には、また違ったコントラストを見せてくれそうな場所である。

 水深も浅いため、やはり65分でも残圧は100bar近く残っていた。
 まだまだ、なにか、発見出来そうな、そういう場所である。

 その5へ、つづく

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