無事終了! 北海道大学 体育学 スノーケリング実習2015
恒例の八つ墓村ごっこ。 |
2015年、今年の北海道大学 体育学 スノーケリング実習も、
8月9日で、無事に終了いたしました。
自転車で、大学構内を走ります。 |
6月30日から7月22日までの、火曜と水曜
まずはプール実習から4クラス×4回
約190名の学生と、スノーケリングのレッスンを行いました。
バディを曳航。 |
前回のブログエントリーでも書きましたが、
プールでは、スノーケルクリア、マスククリア、
足の痙攣の対応などの基本的な技術のほか、
・バディ単位で協力して実施
・フラッターキック
・バックキック
・サイドキック
・ドルフィンキック
・サーキットトレーニング
・疲れたバディの曳航
を、行っています。
フラッター→バック→サイド→ドルフィン→繰り返し
と、時間の許す限り泳ぐと、さすがの若者たちも疲れたみたいです(笑)
1日体験とは違い、体育らしいスノーケリング授業となります。
こうして、プールで基礎技術を身につけ、海洋実習へ向かうのでした。
小泊海岸 |
海洋実習では、プールとは違い、
・実際の海洋で泳ぐ
・気をつけなければならない環境要因を知る
・初期導入の指導を実践する
・仲間と海を安全に楽しむ
・ペットボトルレスキュー
・スタンドアップパドルボード体験
を実施します。
チーム、バディと協力。 |
今年の日程は、
7月25日〜26日
8月1日〜2日
8月6日〜7日
8月8日〜9日
の4回実施となりました。
浮身の体験。スーツの凄さがわかります。 |
海洋実習は、プールでの基礎技術が身についた後に実施しているので、
様々なことを、応用発展することが出来ます。
ペットボトルレスキュー体験 |
みんなでやってみよう! |
北海道大学のスノーケリング海洋実習で特徴的なのは、
「初期導入の指導」を、成績評価にしていることです。
これは、他に例が少ないのではないでしょうか?
味処しゃこたんさんにはお世話になりました。 |
今回の実習中でも聞こえてきたのが、
「スノーケリングなどの水難事故の報道」でした。
この授業の目的が、学生の今後に対する事故防止ですから、
とてもリアルなものと、印象づいたことでしょう。
SUP、楽しいですね! |
スノーケリングでの事故原因で考えられるのは、
○水を飲み溺れる
・技術の未熟
・道具の使い方の知識及び練習不足
・波やうねり
・浮力不足
・能力の限界を超える活動
○流される
・環境の知識不足
・経験不足
○接触事故
・航路や漁業などの現地情報不足
・周囲の確認不足
などが挙げられます。
エントリーの実践 |
スノーケリングの事故を防ぐために、
・親子スノーケリング教室
・ライフジャケットの着用推進
など、様々な安全啓発活動があります。
ですが、誰でも気軽にできるスノーケリング。
海水浴でも普通にみられますし、
マスクとスノーケルだけの平泳ぎで遊ぶお父さんたちもいます。
ライフジャケットを着用することを勧めることはとても重要です。
ですが、一般的に、海水浴の為にスノーケリングレッスンを受けたり、ライフジャケットを購入するというのは考えずらく、また、管理者がつかなければいけないアクティビティにするということも現実的ではありません。
ここが、難しく、悩ましいところです。
フィンキックの指導方法を説明 |
実は、今回のスノーケリング実習で、
初めて海で泳いだ!
と、いう声は、少なくないんですよ。
ミニツアーの引率も実践 |
そういう現実を受け止め、
より多くの学生が、社会へ出た後でも、
海での遊びでアクシデントに発展しないようにする。
また、本人のみならず、
周りの知人にも安全に楽しんでもらうため、
初めての方へのスノーケリング指導を実技評価としているわけです。
夜は座学です。授業ですから。 |
海での様々なリスク、
ゼロにするには、海に入らない。
でも、それじゃぁ何もできないですよね?
海へ入るということは、
その程度によりますが、
リスクは必ず存在するわけです。
そのリスクを知り、受け入れ、
その対応を行うことが重要です。
スキンダイビングも少し体験。 |
今回の実習で、
様々なことを学生は経験いたしました。
今後、ぜひ役立てていただければ嬉しいです。
学生のみなさん、
関係者のみなさま、
大変お疲れ様でした!
厚東准教授 |
二日目、実技評価の前に。。。 |
ティーチングアシスタントもSUP練習 |
私もSUP(ちゃんと立ってますからね!) |
A組 |
B組 |
C組 |
D組 |
○おまけ
プールで、色々写してみました。
OMER スティングレイショート |
GULL バラクーダ |
スティングレイショート |
GULL ミュー |
ミューでバックキック |
モノフィンでウェービング |
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