阿寒湖環境保全活動支援ダイビング 2015 in 阿寒湖
11月15日 日曜日 天候:雨
昨日のパンケトー潜水から、温泉につかり、メンバーみんなで飲み、
楽しい夜を過ごした翌日、、、天候あまりよろしくない(汗)
この日は、引き続き、環境保全活動支援ダイビング。
釧路市教育委員会マリモ研究室によるマリモ保全活動の支援です。
場所は阿寒湖。
昨年に引き続き、マリモの状態を観察しに行きます。
林道を走ります |
向かう途中は、もちろん保護区域。
一般では入ることができない場所になります。
原生林に囲まれた、神聖な場所なのです。
したがって、潜水でマリモを直接見ることはもちろんのこと、
自然のマリモを撮影することは通常ありません。
保護区域と言うだけではなく、
マリモは国の天然記念物なので、マリモに触れることや、
周辺の生育環境自体を現状変更することは禁止されています。
従って、マリモ研究室の学術的な潜水調査の支援とは、
高度な潜水技術を要することになります。
潜水活動は一般ボランティアとして参加いただきますが、
まずは潜水技術を磨いていただいてからの参加となるわけです。
言葉はよろしくないですが、ただただ”もぐってみた〜い”ではNGなのです。
風が吹いて、湖面は荒れ模様 |
●求められるものは?
具体的には、・浅い水深でトリムを維持できる(着底は禁止、浅いほど難しいです)
・低視界でも冷静に対処できる(はぐれても落ち着いて対処)
・基本ソロダイビングもできる(バディも見えなくなることがある)
・冷水に対応できる(寒冷地レギュレーターやドライ、防寒対策)
・自分の器材に責任を持てる(熟知し使い慣れている)
・常に新しい知識を得るようにしている
・潜水時間を守れる
まとめて言うと、自立(自律)したダイバーということになります。
ただし、自己申告では確認できませんので、
何度か、ご一緒させていただいて、
確認させていただいた方のみ、参加いただいているのが現状です。
また、器材はとても重要ですが、
極地に向かうほど重要度が増します。
自分の目で必要な道具を考え、見て、自分で判断して用意し、
それを熟知し慣れていただくのが原則です。
単なる口コミを鵜呑みにしない為に、
判断するために必要な知識を学び、環境の情報を収集し、
詳しい販売員にいろいろ聞いて、自分で決めなければダメです。
よくある「高い器材売りつけられるから気をつけろ」とか、
「よくわからないで薦められたから買った」とか、、、
もう時代遅れで、ナンセンスです。論外。
もちろん、無責任な販売こそ論外ですが。
ダイビングのほとんどの場所は、
自立(自律)し、本格的なかたが体験できる、
特別な場所なのです。
大変恐縮ではございますが、
ご理解ください。
さて、そのマリモです。
この日はあいにくの天候で、湖面は波立っています。
もちろん視界は数十センチ程度に濁っています。
通常であれば中止と思われがちなのですが、
こういう天候であるからこそ、
マリモの成長に欠かせない”転がり”を見ることができます。
マリモ研究室の若菜さんがおっしゃるには、
「まだ大丈夫な方ですよ」
確かに、潜ることには問題は無い程度。
ですが、水底を巻きあげ無いように、
トリムの姿勢制御に気を使いました(汗)
水深1.5mにて |
マリモは水中で、転がっていました。
また、昨年よりも大きめのマリモが多く見られました。
様々な環境の変化にて、
激減してしまった球状マリモ。
元の状態に少しでも戻ってくれることを願うばかりです。
少し潜るとマリモが見えました |
大きめのマリモが増えていました |
これは昨年の写真です |
かわいい自然のマリモたち、いかがでしたか?
このブログを読んでくださり、
マリモのことに興味を持っていただければ幸いです。
実は、自然のマリモの姿を写した画像は、
世の中になかなか存在しておりません。
学術的な研究調査などでしか、潜水撮影していないからです。
したがって、無断転載などが生じやすいと若菜さん談。
ここに掲載している写真は、
マリモ研究室によるマリモ保全活動の支援として潜水撮影し、
その写真をブログなどで使用することを特別に許可頂いたものです。
コピーやキャプチャー、ドラッグなどでのダウンロード、
無断二次加工や無断転載、販売行為は固く禁止させていただきます。
ご理解くださいませ。
終了とともに風も治りました |
潜水が終わり、
エコミュージアムへ戻り、
全員で振り返りを行いました。
全員でディスカッション |
パンケトーや阿寒湖について話し合いました |
今後、持続的にマリモ保全活動を行う為に、
様々な意見を交換しました。
弊社といたしましても、この支援活動を、
継続的に努力してまいります。
皆様、誠にありがとうございました。
・マリモの詳細について、是非こちらもご覧ください>マリモWEB
阿寒湖名産のヒメマスとワカサギ |
さて、阿寒湖と言えば、
温泉だけではございません。
様々な楽しみがあります。
昨年の写真ですが、どうぞご覧ください。
イルミネーションがキレイ |
お土産屋さんが楽しい |
アイヌコタン |
とても勉強になります |
是非足をお運びください |
歴史と文化も学べます |
この、阿寒湖環境補選活動支援ダイビング、
来年は6月末を予定しております。
興味のある方は、お店まで遊びに来てくださいね♪
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