東京下町 工場めぐり
僕の運転は怖い?と笑う須賀先生 |
12月19日(月)
ブログの題名は、東京下町 工場めぐりとするべきか、
須賀次郎先生とデートとするべきか。
どちらも間違いではありませんけれど、
本来の目的が、ご挨拶と工場見学なので、
東京下町 工場めぐりといたします(笑)
シンポジウム翌日ということもあり、
須賀先生も、お疲れであると思いましたが、
付き合うとおっしゃっていただきましたので、
遠慮なく、運転までしていただきました(汗)
※周りから、ご批判をうけそうだったので、私も途中運転しています。。w
ここに須賀先生のアジト、いえ、事務所があります |
目的といたしましては、
1、東亜潜水機さんへ、ご挨拶
2、ダイブウエイズさんへ、ご挨拶&器材のメンテナンス
東亜潜水機さんは、歴史も古く、
日本における潜水器、コンプレッサーの代表的な会社です。
弊社では、松原鉄工所 とバウアーのコンプレッサーを取り扱っていますが、
東亜潜水機製のコンプレッサーも、取引先で使用していたり、
今後のことを考えると、東亜さんへ、ご挨拶に伺うことは重要でした。
積丹での提携先「積丹マリーン」でも、
東亜さんのコンプレッサーです。
須賀先生は昔、東亜潜水機さんで働いていたこともあり、
また、JAUSシンポジウムで展示されていた「伏龍」も、
東亜さんよりお借りしたものですから、
須賀先生のつてで、ご挨拶に伺わせていただいた次第です。
オムライスを召し上がる須賀先生 |
歴史を語る須賀先生 |
東亜潜水機さんは、大正13年創業で、
創業までのプロセスを考えると、
100年企業といっても過言ではありません。
興味を持ったのは、技術のお話はもちろんのこと、
どのように、激動の時代を切り抜けたのか。
そこには、大変な努力があったのだろうと、
想像だけでも、理解することができます。
場所をとらない縦型配置が特徴です |
工場では職人さんが一生懸命でした |
製作工場からKHKの検査場までありました |
佐野社長に工場を案内していただき、
見るものすべて、ドキドキするものだらけ。
一つの鋼材から様々な部材に変わり、組み立てられ、
最高品質のコンプレッサーが産まれます。
潜水用のコンプレッサーだと、かなり特定されたマーケットだろうと、
勝手に思っていましたが、お話を聞くと、
様々な工場における気密試験へ向けたコンプレッサーや、
消防、自衛隊向けの特殊なものなど、とても忙しそうでした。
社員食堂へ案内いただいた時に目に入ったものがあります。
「他社の真似は会社を滅ぼす」
という掲示です。これは、胸に深く刺さりました。
圧倒的な言葉の力 |
そして、
会社の進むべき方向を、社員が理解し、
全員、同じ方向へ向き、ハイレベルなお仕事をなさっているなと、
私なりに、感じることができました。
やはり、100年続けるには、
社員全員が、会社の考え、方向性と技術力に、
高い理解と誇りを持つことが、最低条件だと思いました。
歴史的なスペック表 |
昔のカタログ |
手押しポンプ |
この小型コンプレッサーが革新をもたらした |
独創的な下町技術 |
伝統的なヘルメット潜水器 |
東京都荒川区南千住。
下町に、確かな技術力を、拝見させていただきました。
佐野社長、東亜潜水機の皆様、
お忙しい中、誠にありがとうございました。
次に向かったのは、
こちらも、下町、葛飾区にある潜水器材メーカー、
ダイブウエイズさんの工場です。
やはり、道が細く、
切り返しながら、車を運転いたしました。
ダイブウエイズ事務所にて |
下町ですね |
到着です! |
ダイブウエイズもまた、歴史と技術力ある会社です。
でも、技術力の高さは、一見判らないものです。
また、設計者や技術者は、ユーザーと接することは少ないため、
提供する私ども「つなぎ役」が、きちんと理解しなければなりません。
私も実際に使用してみて、その使用感を理解し、
こんどはメンテナンスで分解し、
その内部の詳細まで、直接お聞きしようと伺ったわけです。
下町技術は、オランダ、イギリス、韓国などへ出荷されています |
分解しながら、様々なことを教わります |
排気にも最高の技術が詰まっていました |
今回は、ダイアフラムも特別バージョンに |
手嶋さんとw |
社長の武田さんは、現在GULLで販売されている、
「マンティス」を作った方でもあり、
そのほか、ハーネスなども特許を取得したりと、
ダイブウエイズには、ダイビングのノウハウが詰まっていました。
いつも、いろいろ教えてくださるのは、
副社長の手嶋さん(写真左)
お写真はお見せできませんが、
工場では、萌えるような部材がたくさん!
オーダーの後、部材を組み立て、出荷となります。
器材には一番はありません。
どのメーカーも、ダイバーへ向けた思いがあり、
それぞれ着目点が違うだけなのです。
なので、どの器材も同じではありません。
私達は、そこを理解しつつ、
ダイバーと技術者の間を取り持つ営業活動をしているわけです。
送気式潜水方式でいうと、
潜水士はダイバー、連絡員は私達、送気員はメーカー技術者
と、例えられますね。
年明けに、ポセイドンで、
レギュレーターのワークショップを開催いたします。
1、レギュレーターの構造
2、レギュレーターの違いと各メーカーのすごいところ
乞うご期待☆
下町でディナーです |
須賀先生と、手嶋さん、私で、食事に行ったのですが、
須賀先生が、また、おもしろいですw
都内11:50
須賀先生「東京でご飯を食べるのは、味のことは言ってられないよ。
駐車場があるかどうかだから、味はどうでもいいんだよ。」
都内18:00
須賀先生「今日は天丼の味がしたね。こないだは、
ぜんぜん天丼の味なんかしなかったからね。(笑)」
結構、グルメでらっしゃいます(笑)
夜ごはんは、手嶋さんが、ご馳走してくださったんですが、
工藤「手嶋さんにご馳走になったので、美味しかったのが、
さらに美味しかったです!また食べたいです!」
と、おばちゃんに話すと、おばちゃんは、両手を口に当てながら、
おばちゃん「まぁ♪いちばんうれしいわぁ♪」
と、満面の笑顔でした♪
食べる側も、提供する側も、やっぱり笑顔が、いちばん美味しいですね♪
なにげなかったのですが、これも、器材の提供と通じるわけです。同じ。
手嶋さん!どうもありがとうございました!
最高でした☆
おのぼりさん |
須賀先生のプールの会へ参加 |
ダイブウエイズを後にし、
須賀先生が開いている、プール練習会へ。
よくFBで拝見する、辰巳国際水泳場に行ってきました。
参加者を待っています |
須賀先生のフィン |
いよいよ泳ぎます |
JAUSの理事である山本さんと、事務局長の鈴木さん、
それと、僕が入社当時にお客様だった高山さんも参加☆
さすが、飛び込みプールです。
完全アウェイ感たっぷり&25m四方5m水深のプールは、
かなり屈折して見えて、目がくらくらいたしました。。。
やはり、人間は、環境の変化に弱い。
フィンも間違って、サイズが大きくぶかぶか。
勉強になったことは、
人間はインストラクターであっても、
環境の変化と道具の違いにめちゃくちゃ弱い。
これは、年数回の旅行で、
レンタルでのダイビングが、
相当リスクが高いということを説明できます。
近くの海で、定期的なダイビングと、マイギアを用意し慣れる。
これこそ、ダイビングの基本であり、極意でもありますね。
もう一つわかったことは、、、
須賀先生、めちゃくちゃ息が長く、水中では生き生き泳ぐこと。
よく食べ、よく泳ぐ。
須賀先生は、生きるのに、
目標や目的を立てないとダメなんだと云う。
しかしながら、この高齢化社会。
きっと、須賀先生自身が、多くのダイバーの
目標でもあり、希望でもあるのかもしれません。
そう感じました。
周りの方も、めちゃくちゃ息が長い |
うれしいジャグジー |
東京出張二日目。
下町の工場における、確かな技術力と、向いている方向性。
そして、須賀先生のレジェンドと呼ばれる所以。
学ばせていただくことができ、かなり有意義な1日となりました。
須賀先生、本当に有難うございました!
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