またまた アカンコロペ(ホテイウオ)の幼魚


 3月も半ばに入って来ましたが、皆様いかがお過ごしですか?
   
 イランカラプテ!
 ポセイドン北海道ダイビングセンター
   工藤和由です☆

   積丹の水中は、年中楽しいのですけれど、
   如何にも、北の海というにふさわしい世界は、
   今時期だろうと思っています。

    ・一つ目は、海藻が、おがっている(繁茂)している!
    ・そして、もうひとつは「ひとり ひとゴッコ」

   ひとり ひとダンゴとうたっているのは、
   鳥取県 ブルーライン田後のヤマサキ君なのですが、
   パクりますw 普通にパクりますw
 ※ただいま、ブルーライン田後では、春のヤマサキだんご祭実施中♪

   3月11日、12日と、久々に積丹の水中も穏やかになり、
   海の中の様子を覗いてみたのですが、
   茶津と宝島では、海藻の勢力図が違い、
   どちらを潜ってもダイバーを飽きさせません♪

   その中でも、フクロノリの分布の多さは、
   宝島西の湾が抜群でした。

   言わずもがな、そこにゴッコの幼魚が、
   5月くらいの、深場への旅立ちまで、
   賃貸住宅かの如く、住み着いている訳です。

フクロノリの中にひそんでいます。

愛らしい顔をしています。

 1月末から2月初旬、
 RawGunの私には、少々厳しい大きさの、
 ゴッコの赤ちゃんが見られるようになります。

 どんどん成長し、3月、ただいまの大きさは、
 平均的に6mmくらいの大きさ。
 もちろん、肉眼で、細かい模様は確認しづらいですが、
 今は、マクロ撮影が手軽になりましたから、面白い☆

 気にしながら、こちらの様子を見ていたり、
 何かを口に入れ、吐き出してみたりと、
 本当に可愛らしいです♪

こちらの様子を注視していました。

茶色いフクロノリに、ゴッコがひそんでいます。

フクロノリで光を柔らかくしてみました。

 鹿部から函館では、ゴッコの漁獲があり、
 また、ゴッコを観光の側面からも利用しています。
 なので、ゴッコ=道南というように見られがちですが、
 基本的には、積丹にも、知床にも、樺太にもいます。
 
 ゴッコは、アイヌ語のコッコからきていると僕は思っていますが、
 地域によっては、同じアイヌ語でも、
  アカンコロペ
  イルシカチェプ
  フンペチェへポ
 などと、様々ですね。

 参考にさせていただいているのは、
 白老町の「アイヌ民族博物館」さんです。

 様々な視点で、
 ゴッコを捉えて、思いを馳せる思いを馳せる。
 とても面白いですよ♪

ブラックライトを使ってみました。

ゴッコとよく見間違う貝と一緒にw

お腹の吸盤で、上手にくっついています。

右にある穴は、エントランスです。

元気に育ちますように。

 と、いうことで、いかがでしたか?
 こどものゴッコ。略してコッコw
 
 見るためには、ドライスーツをご用意していただき、
 少しだけ冷たい海へ潜る練習が必要になりますが、
 潜ることさえできてしまえば、どなたでも見ることができます。

 フクロノリを過剰に破りさいてゴッコを追いかけてみたり、
 フィンでフクロノリや海藻をちぎったりしなければ大丈夫。

 そっと優しく着底し、
 じっくりのぞいて見ることができれば、
 拡大撮影を楽しむことができます。

 ただいま、ポセイドンでは、
 3月末まで、緑藻類とゴッコを素敵に写すテーマで
 マンスリーフォトコンを開催中です。

 写した写真は、インスタグラムで投稿し、
 ハッシュタグ #ポセイドン積丹
 をつけてもらっています。

 時化が続き、エントリー数もまだまだ少ないので、
 みなさま是非、ご参加ください!!

 投稿が増えていけば、
 プレゼントや、ウェブへの掲載、
 あとは海神祭での発表と、考えています♪

 それでは、春濁りまで、あと少し。
 透明度の高い時期の、海藻の森で、
 一緒に、ゴッコの観察をしましょうね!


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