SubArctic Diving 2016 "知床羅臼コールドウォーターダイブ2"
さて、知床・羅臼コールドウォーターダイビング。
昼食も食べ終わり、のんびり休憩も終了。
いよいよ2本目です。
シリーズ「サブアークティックダイビング」
5回目の投稿は、羅臼でのコールドウォーターダイビング
午後からの2本目についてです♪
少しうねりが入ってきました |
エントリーです! |
・まさかのレギュ凍結!
私のグラシアには210cmフレックスロングホース |
今回は、レギュ凍結を防止するために、
レジェンドグラシアをご購入された方、
シャーウッド マキシマスをレンタルされた方、
最低でもXTX20 ドライシールチャンバー。
と、寒冷地仕様は万全。
出発までにも器材も乾かし、
前日にも部屋へ持ち込んでいたと思いますが、
当日は何が起こるかわからないものです。
先ずは、ヨッチがエントリー前に吹きました。
よくよく見てみると、セカンドの低圧弁にも
何故か水が入っており、それが凍結。
前回の支笏湖での潜水から、
特にそのまんまだったそうです。
何かの拍子で水が侵入したのでしょう。
要するに、手入れ不足です。。。
次は、まさかのレジェンドグラシアのフロー。
これは自分のではなく、お客様のですが、
エントリー直後にフロー。
状況からみても、
セカンド内に水が残っていたと考えられます。
少しだったので、タンクバルブを閉じ、水面で待機。
その後、問題なく使用できていました。
ホースは純正のヒートエクスチェンジャー付き。
ダイビングも終盤に差し掛かった時、
またも、そのレジェンドグラシアがフロー。
今までアイスダイブでも支笏湖でも問題なかったのですが。
知床ダイビング企画の関さんともお話をしていましたが、
謎の浅瀬でのフローが、稀にあり、
ホースをロングに変えると、調子は良くなるのです。
ただ、このヒートエクスチェンジャー付きホースを、
自分のXTX20に取り付けて、
他のダイバーに使用してもらったところ、
今のところ、羅臼でもフローは発生しませんでした。
なので、ホースが直接的な問題では無さそうです。
が、ロングに変えると、なお信頼度が高まることは
実際に使用してみて、関さんと私の同一見解です。
2本目は、自分のロングホースをお客様に取り付け、
流量ノブを半分絞ってダイビングを行ってもらいましたが、
凍結によるフローは起こらず、問題がありませんでした。
デフォルト状態のレジェンドグラシア |
Apeksエルボーフィッティングとヨコハマ100cmホース |
100cmロングを取付け、脇の下を通します |
※YOKOHAMA 100cmゴムホース 11000円
Apeks エルボーフィッティング 8000円
合計____________ 19000円(税別)
こちらは私のレギュレーターユニット |
寒冷地ではリップシールが必須 |
2本目はDIVEWAYS SA-4AFNロングホース仕様 |
お客様からは、早速、100cmヨコハマロングホースと、
APEKS エルボーフィッティングのご注文。
今一度、寒冷地でのレギュレーターの取り扱いにご注意を!
・定期的なメインテナンス(内部浸水はかなり危ない)
・セカンド内部まで乾燥
・濡れている場合は、直前までお湯に浸す
・寒冷地仕様でも凍結リスクはある
・低い外気温の中でパージはたくさん押さない
・雪の上に置かない
など、スタッフにも徹底しなければいけませんね。
・2本目も、ラウスの海を満喫!
海藻が豊かです |
2本目も、気温、水温は同じです。
水深は最大16m
潜水時間は50分
クリオネ満喫ダイビングです。
ヨコエビがわんさかいます |
オホーツクホンヤドカリ |
ヤドカリではないです |
クリオネと海藻などを満喫するため、
浅い水深を楽しみます。
遊泳中には、珍しい生物がたくさんいました。
クモガニの仲間ですが、やり過ぎですよねw |
トゲクリガニ |
排気とオニカジカ |
スケトウダラ |
右の顔がやられていました |
ずっと見たかった「スケトウダラ」
よくスケソと言っていますよね。
そうです。たらこの親です。
泳ぐ姿を見ることができて、
かなり興奮☆
ダイバーと海藻 |
光のシャワーがきれいです |
こういう写真が好きです |
記念撮影ではありませんw |
海藻ダイビングです☆ |
海藻の森を堪能。
これから更に繁茂しますから、
言わば「新緑」?
褐藻類が多いので「新褐?」
頭の中は、積丹の海藻は、どうなっているのかな?
と、いうことでいっぱい。
近々、美国へ行ってこよう。エゾヒトエグサが繁茂かな?
と、いうことで、
ラウスの海でのダイビング
無事終了です!
ログ付けです |
ひときわ目に付くコレクションコーナー |
ほしいな。。 |
関さん、青柳さん、ありがとうございました☆ |
・帰りは猛烈な低気圧!
森繁久弥像 |
さて、札幌へ帰る日、予定では、
シャチも見られるようになってきたということで
ゴジラ岩観光さんのホエールウォッチング。
ではありましたが、なんと、
数年に1度の、猛烈な低気圧が近づいていました。
残念ながら、ホエールウォッチングは
キャンセルです。。。。。
急いで、札幌へ引き返さないと、
道東から出られなくなります。。
海は時化ています |
羅臼から中茶安別への道中は、
道も悪く、、、時折ホワイトアウト。
しかも、風が強い。。。。
でも、タンチョウを一目でいいから見たいと、
お客様のご要望ですから、
行ってみました。
優雅に飛んでいました |
吹雪の中、タンチョウは元気です |
その後、昨年も行った、南蛮酊へ。
名物ザンギを食べようと思ったのですが、
残念ながら定休日。
釧路で、もう一度「泉屋」
どちらにしても、ヘヴィな昼食ですw
見えない。。。 |
そこから、高速道路はほぼ全滅。。。
結局3時間かけ、悪路をひたすら走り、
十勝清水まで移動。。。
そこから高速道路は札幌まで
通行止め解除☆
12時間半の移動でしたが、
暴風雪の中、なんとか札幌へ到着いたしました。
ハードな感じでしたが、
とても有意義な、ダイビングでした。
一見、ダイビング回数と必要な日数から、
割高なツアーと思われがちですが、
そうではありません。
ここでしか、味わうことができない、
気持ちを惹きつける「何か」が、
ここ知床・羅臼にはあるのです。
是非、潜ってみてください。
そのかわり、本気で準備を行いましょう!
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